ダイカスト自動研磨装置

ダイカスト部品のバリは放置していると従業員のケガや品質の低下につながります。そんなバリを除去するのにエンドレス研磨機を使用し職人の手作業で1個1個丁寧に研磨されている現場を良く拝見させて頂きます。さすがの職人でも朝から晩まで1日中研磨作業をしていると体の負担も多く、なにより集中力が切れた事によって事故や規格外の不良品が流出してしまう事もあるかと思います。ケガ・不良品の流出は共に会社にとって大きなダメージになるため、今回はそんな工程を改善する為の省人化設備を構築させて頂きました。

ダイカスト部品は金型によって各方面にバリが発生します。今回の製品はワーク側面の左側・右側とランダムにバリが発生している為、設備側では左側と右側の2ステージに分けて両側を研磨する仕組みを取りました。研磨には小型エンドレス研磨機を採用し設備のパラメータで研磨の当て方や研磨時間を設定できるようにしています。また今回の設備の最大のポイントは検査工程を設備内に導入している事です。今迄は手作業で研磨されていたので研磨後の寸法が規格内に入っていたかは抜き取り検査でされていたいましたが設備化する事で0.01㎜単位での検査を行っている為、不良品が必ず発生しない仕組みになっています。

 

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